バレー男子 日本は痛恨の黒星発進 選手呆然、トルコにまさかのストレート完敗 51年ぶりメダルへ、いきなり試練 石川主将も危機感「今のままでは次も苦戦する」
「バレーボール男子・世界選手権、日本0-3トルコ」(13日、マニラ)
1次リーグが開幕し、世界ランク5位の日本は初戦で同16位のトルコと対戦し、0-3(19-25、23-25、19-25)のストレート負けを喫した。
51年ぶりのメダルへの挑戦。石川祐希主将、高橋藍、宮浦健人らを中心に組み立てる日本だったが、第1セットはトルコのパワーと高さの前に苦戦。相手のエース、マンディラジに3本のサービスエースを決められるなど、主導権を握れず、19-25で落とした。
第2セットは序盤の劣勢から石川のスパイクなどで反撃。しかし、高橋、石川らのスパイクが3連続でシャットアウトされて流れを失うと、再びマンディラジにサービスエースを許して突き放された。追いすがったものの、23-25で落とし、追い込まれた。
第3セットは宮浦のブロックなどで3連続ポイントでスタート。しかし、じわじわと追いつかれ、逆転を許すと、そのまま突き放された。試合を終えると、選手たちは視線を落とし呆然。決勝トーナメントへ負けられない状況となった。
石川は試合後、「負けた事実は変わらない。気持ちを切り替えないといけない」と敗戦を受け止めた一方で「次からは負けられない試合。今のままでは次の試合も苦戦する」と危機感を募らせた。
日本は15日にカナダ(同11位)、17日にはリビア(同75位)と対戦。1次リーグ上位2チームが決勝トーナメントに進出。銅メダルだった1974年大会以来、51年ぶりのメダル獲得を狙う。




