崖っぷちから連勝のフォルティウス・吉村紗也香「4年前から成長できている」5度目の五輪挑戦、ロコと一発勝負の大一番へ「ここが勝負」
「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」(12日、みどりスポーツパーク)
25年日本選手権優勝のフォルティウスは24年同優勝のSC軽井沢クラブとの1次リーグ最終戦に5-3で勝利し、通算2勝2敗とした。ロコ・ソラーレも含め3チームが2勝2敗と並ぶ空前の事態となったが、ドローショットチャレンジ(DSC)の結果で順位が決定。1位のSC軽井沢ク(23・49)が決勝に進出、2位のフォルティウス(32・06)と3位のロコ・ソラーレ(45・31)が1発勝負のタイブレークに臨むことになった。
5度目の五輪挑戦。初日の2連敗から魂の2連勝で執念をみせたスキップ吉村は「勝たなければならない試合だったので、しっかり勝ててホッとしてる。勝つんだという強いを思いでプレーしていた。いいシチュエーションでゲームコントロールできてよかった」と、充実の表情で汗を拭った。
13日午前8時開始のタイブレークでは4年前の代表決定戦でも争ったロコと対戦。一騎打ちだった4年前は2連勝から3連敗で屈した。今回は逆に連敗の崖っぷちから連勝の勢いを持ってぶつかる。「負けられないところから2勝できたのは、4年前から成長できている。上がれるか、落ちるか、ここが勝負。色んな気持ちはあるけど、楽しみながら味わって、明日も高い集中力と、強い気持ちで戦いたい」と、うなずいた。





