「カーリング・ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦」（１２日、みどりスポーツパーク）

　２５年日本選手権優勝のフォルティウスは３大会連続五輪出場を狙う１８年平昌、２２年北京五輪２大会連続メダルのロコ・ソラーレと２度目の対戦で、７－６で勝利し、初白星。上位２チームによる決勝進出の可能性を残した。

　初日まさかの２連敗スタートで、崖っぷちのフォルティウス。第１エンドはブランクを狙った中で石を残してしまい、１点を取ってしまったが、続く第２エンドは藤沢にミスが出て１点スチールに成功し、２－０とリードした。

　しかし、第３エンドにロコ藤沢に連続で好ドローを決められて２点を奪われると、続く第４エンドも厳しい展開を強いられて１点スチールを許し、２－３で前半を折り返した。

　第６エンドに好展開を作り、吉村が相手のナンバー１をはじき出して、３点のビッグエンドを作り再逆転。さらに第８エンド、１点スチールし、突き放した。

　第９エンドに３点を奪われ、同点で最終エンドとなったが、有利な後攻で点を奪い、待望の勝利を手にした。

　◆代表決定戦の方式

　女子は３チームで１次リーグを行い、総当たりで２度ずつ対戦。上位２チームが当該対戦成績を持ち越して３戦先勝方式の決勝を行う。１次リーグで２戦２勝の場合は、あと１勝で代表に決まる。優勝チームが世界最終予選（１２月、ケロウナ）の代表となり、上位２カ国に与えられる本戦出場権の獲得を目指す。