大の里が初の出稽古で上々の内容、熱烈虎党で阪神Vに「強かったですね」
「大相撲秋場所」(14日初日、両国国技館)
横綱大の里(25)=二所ノ関=が8日、東京・足立区の境川部屋に今場所前では初の出稽古を行い、幕内の平戸海と三番稽古を行った。連続で12番取り9勝3敗。左を意識する内容だった。
終盤は左でまわしを取り、堂々と寄り切った大の里。稽古のテーマを「立ち合いの角度、下半身、左の使い方ですね」と明かした。
右を差し一気に出る圧力、左のおっつけが持ち味の大の里。左でまわしを取る動きに、これまで度々場所前の出稽古で相手を務めた平戸海が「今までなかった。頭になかった」と語るなど、新たな取り口を模索しているようだ。
大の里は左について「重さを伝えられたこともあったし、良いところも悪いところも出た」と振り返った。新横綱として臨んだ7月の名古屋場所は11勝を挙げるも賜杯は逃した。今場所に向け「先場所の反省を生かしたい。いつも通り、とらわれ過ぎず、自分は自分だと意識してやっていきたい」と平常心を掲げていた。
熱烈な虎党で知られる大の里。7日にプロ野球・阪神が史上最速でセ・リーグ優勝を決めたことには「良かったです。強かったですね」と笑顔で話していた。




