りくりゅう 今季初戦で貫禄V 演技後、木原は苦しそうにしばらくしゃがみ込むも納得「初戦にしてはすごくよかった」
「フィギュアスケート・木下グループ杯」(7日、関空アイスアリーナ)
各種目のフリーが行われ、ペアはSP首位の三浦璃来(23)、木原龍一(33)組=木下グループ=が143・00点をマークし、合計222・94点で優勝した。SP3位の長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)が126・50点、合計192・77点で3位。男子はSP2位の友野一希(27)=第一住建グループ=が合計236・78点で2位となった。車俊煥(韓国)がSPに続きフリーも1位の合計253・31点で優勝した。アイスダンスは吉田唄菜、森田真沙也組(木下グループ)が98・25点で合計161・06の6位だった。
天に向けて、両手で三浦を持ち上げる印象的なフィニッシュポーズを終え、木原は苦しそうにしばらくしゃがみ込んだ。「脚に一番(疲労が)きている状態でしゃがんだ状態で持ち上げて、肩までリフトアップしないといけないので大変」と何度も汗を拭った。
映画「グラディエーター2」の曲に合わせ、強さを全面に出した。フィニッシュを含め、リフト4本。体力消耗を伴う内容は、来年2月のミラノ・コルティナ五輪へ向かうシーズンへの気迫が込められている。
143・00点に、三浦は「1コケ(転倒)と、ちょっとしたミスで143点は大きな成長。ノーミスでやれたら145点も夢ではない」と手応えを口にし「夏にやってきたことは間違いではなかった」とうなずいた。木原も「初戦にしてはすごくよかった」と自賛した。




