SP2位の友野一希が木下杯V 大ファンの阪神になぞらえ「阪神も自分もマジック1で、優勝を決めたかった」
「フィギュアスケート・木下グループ杯」(7日、関空アイスアリーナ)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の友野一希(第一住建グループ)はフリー151・70点、合計236・78点の2位だった。SP首位の車俊煥(韓国)が合計253・31点で優勝、3位は236・71点のトモキ・ヒワタシ(米国)だった。
友野は「4回転をSP、フリーとも2本以上決めたいと思っていた。単発は2本決められたが、サルコー失敗は悔しかった」と振り返った。今大会を終えて「いい感覚で試合に臨めた。集中力とか。すごく大きい試合と同じくらいで臨めた」と話した。
阪神ファンで、同時間に開催された阪神-広島が気になる様子。「阪神も自分もマジック1で、優勝を決めたかった。四大陸選手権のリベンジでもあった」と2位発進していた自身の状況と阪神をだぶらせた。さらに「阪神は決めるところはしっかり決めてくる。打べきところで打つし。そういう選手になりたい」と自戒の意味も込めた。
推しの選手は「同世代の佐藤輝明選手を応援している」と明かし「佐藤君は大切なところでバントを決めきれなかったり、エラーがあったり。僕も今日、まさにそういう試合だった。本塁打があってもエラーがあった。後半滑りの勢いもなかったしステップもちょっと」と、自身とオーバーラップさせた。
優勝が近づく中で「前回(2023年の)優勝を経験しているので心の余裕がある。強いときは、見ていなくても勝っている。僕もそういう試合をしたい」と熱い思いを込めていた。




