バレー男子 ブルガリアに連勝 高橋藍の粘り光った!驚異のキックレシーブ「ビックプレーが勢いをもたらす」

 第1セット、足でレシーブし、カメラマンエリアに突っ込む高橋藍(撮影・金田祐二)
 第1セット、足でレシーブしカメラマンエリアに突っ込む高橋藍
 ぶつかったカメラマンと握手を交わす高橋藍
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 「バレーボール男子・世界選手権壮行試合、日本3-2ブルガリア」(3日、有明アリーナ)

 世界選手権(12日開幕・フィリピン)に向けた壮行試合第2戦として行われ、日本が3-2(25-18、23-25、21-25、25-17、15-10)で接戦を制し、前日に続きブルガリアに連勝した。第4セットから大幅にメンバーを変更して逆転。勝負強さを発揮した甲斐優斗(21)=専大=は笑顔で手応えを口にした。6、7日は千葉県船橋市・ららアリーナ東京ベイでイタリアと対戦する。

 バックアタックでブロックを吹き飛ばした。大歓声の中、甲斐が満面の笑みを見せた。15-10で第5セットを奪取。第4セットにピンチサーバーからアウトサイドヒッターの役割を担い、勝利へ導いた。

 堂々の12得点。甲斐は「非常に楽しくプレーできた。スマートにプレーすることを意識できた」とはにかんだ。チーム最年少の21歳だが「途中から出て自分の役目を果たせたのは、チームとしても自信になる」と、物おじしなかった。

 第1セット先取に貢献した高橋、石川、宮浦も存在感を示した。高橋はカメラマン席に飛び込みそうなボールを右足でレシーブ。得点につなげ会場を沸かせた。「ビッグプレーが勢いをもたらす。リスクもありますが、取りに行くことを意識している」と胸を張った。

 51年ぶりの表彰台を目指す日本。石川は「雰囲気は非常にいい。雰囲気と精度を上げて世界バレーに臨みたい」と言い切った。

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