佐藤駿 骨折乗り越え今季初戦SP首位 ミラノ五輪代表入りへ「けがのおかげでいいシーズンを送れたと言えるように」
フィギュアスケート男子で昨季の世界選手権代表の佐藤駿(21)=エームサービス・明大=が30日、新潟市で行われたMGC三菱ガス化学アイスアリーナトロフィーで今季初戦に臨んだ。演技後、6月末のアイスショーで右足首の骨挫傷を負い、全治約2カ月の診断を受けていたことを明かし「この大会に出ることができて本当に良かった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
本格的な練習は1週間半前からで、日によってはまだ痛みが出るという。この日のショートプログラム(SP)では3回転ループと4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)の三つのジャンプを成功させ、84・09点で首位に立った。
来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪代表を目指す。「最悪のスタートになってしまったが、けがのおかげでいいシーズンを送れたと言えるように頑張っていきたい」と決意を語った。





