元横綱・白鵬翔さんが「白鵬杯」継続を明言!来年は女子同時開催、両国国技館から移転へ
大相撲で歴代最多45度の優勝を誇り、今年6月に日本相撲協会を退職した元横綱の白鵬翔さん(40)が28日、都内で会見し、母国モンゴル発の舞台「モンゴル・ハーン」(10月10日開幕・東京国際フォーラム、10月24日開幕・愛知県芸術劇場)アンバサダー就任を発表。会見後、少年相撲の国際親善大会「白鵬杯」を来年2月にトヨタアリーナ東京(東京都江東区)で開催し、少女部門を初めて同時開催すると明かした。
アマチュア相撲の国際大会「世界相撲グランドスラム」を理想に掲げ、協会から飛び出した白鵬さん。その原点ともいえる「白鵬杯」が来年にリニューアルさせる。
白鵬さんは来年の白鵬杯について「やります」と明言。例年通り2月開催で「中学生の大会もなくなっていきますし、白鵬杯をやり続けないといけない責任も感じています。冬は大会がないですから、中学3年生の子は最後の大会になりますし」と語った。相撲は来年度を最後に全国中学校体育大会からの廃止が予定されている。
今年2月の第15回大会では、幼児から中学生まで日本全国から153チーム、1142名の少年力士に加え、世界各国の選抜選手が参加。高校生までの女子による第1回「ドリームガールズ杯」は2024年に都内で開かれたが、昨年は開催を見送られていた。
近年は東京・両国国技館での開催が続いていた白鵬杯。しかし、慣例的に国技館で女子相撲は実施されない。女子部の同時開催を「そうです」と認めた白鵬さんは、会場を「トヨタアリーナで」と明かした。
東京・江東区のトヨタアリーナ東京は、10月3日にバスケットボール・Bリーグのアルバルク東京ホームゲーム(対宇都宮ブレックス)で開業する。音楽ライブこけら落としには、10月11、12日にOfficial髭男dismが登場。約1万人を収容する日本屈指のアリーナだ。
支援を受けるトヨタ自動車会長で、日本相撲連盟会長の豊田章男氏に新アリーナの必要性を伝えたところ「もう作ったぞ」と応じられた白鵬さん。「トヨタアリーナをアマチュア相撲、国際相撲の聖地にしたい、という会長の思いがある」と語った。将来的には「世界相撲グランドスラム」の候補地になりそうだ。
白鵬さんは9月13、14日にタイで行われる世界相撲選手権を視察予定。「世界選手権のノウハウ、関係者、裏方を見たい。タイの皆さんも白鵬杯に来ていて、知らない人でもない」と語り、「せっかく84、85カ国が国際相撲に登録されてるわけですが、(世界選手権に)20数カ国が来ています。その国をどうやって増やしていくか、行ってみないと分からないところがある。84カ国が参加するような大会にしたい。そのために何が必要か勉強を兼ねて。テニスやゴルフじゃないけど、四大大会だったり世界の盛り上がりがあれば、オリンピックというのも夢じゃないと思う」と続けた。
また、世界選手権後の9月末には、元大関把瑠都の誘いを受け、エストニアで開催される欧州ジュニア相撲を視察するという。
今回アンバサダーに就任した舞台「モンゴル・ハーン」は、古代モンゴル帝国を舞台にした権力闘争、男女の愛憎劇が、生演奏の音楽と歌、ダンス、サーカスなどのパフォーマンスが加わった総合芸術として展開。モンゴルで大ヒットし、ロンドン、シンガポール公演も成功した話題作だ。
演出のヒーロー・バートル氏は、白鵬さんのテレビドキュメンタリーのディレクターを務めた。作品の原作者と、父でモンゴル相撲の横綱で国民的英雄だったムンフバトさん(故人)は親交が厚かった関係性もある。「モンゴル・ハーンをよろしくお願いします」と、アンバサダーらしくアピールした。
今月はスペインを訪れ、サッカー・マジョルカ所属の日本代表FW浅野拓磨と交流したことをSNSにアップした白鵬さん。「伝統ある国で生まれて、美しい国で育った。両国の架け橋になりたい」とアンバサダーとしての責任を口にした。そして現地で“スペイン相撲”を視察したことを明かし「韓国相撲、沖縄相撲に似ていた。国際相撲連盟とも一緒に交流して、オリンピックの種目にしたいとおもって活動していきたい」と、夢を描いていた。





