競泳 “ロス五輪の星”大橋信 世界ジュニア平泳ぎ3冠届かず「悔しい」 精神面成長誓う「五輪優勝狙いたい」

 世界ジュニア選手権から帰国した大橋信(左)と今福和志
 競泳の世界ジュニア選手権から帰国し、取材に応じる大橋信(左)と今福和志
 競泳の世界ジュニア選手権女子100メートルバタフライで優勝した平井瑞希
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 競泳の世界ジュニア選手権(ルーマニア)を終えた日本選手団が26日、成田空港に帰国した。大橋信(16)=枚方SS=は、平泳ぎ3種目で3つのメダル(200メートル銀、100メートル銀、50メートル銅)、リレー種目で2つの金メダルを獲得。ただ目標の平泳ぎ3冠には届かず、「個人種目は優勝を期待されていたし、自分もできると思っていた。大舞台でベストタイムを出さないといけないし、悔しい気持ちが大きい」と唇をかんだ。

 7月の近畿高校選手権200メートル平泳ぎで、13年ぶりに高校記録を塗り替える2分6秒91の好タイムをたたき出し、一気に注目を浴びた“ロス五輪の星”。今回の世界ジュニア選手権では「(レース)直前になると勝てるのかなと不安になってしまう」と、大舞台独特の緊張感で実力を発揮できなかったが、それでも今夏の世界選手権(シンガポール)と比較して銀メダル相当の2分7秒56で泳いだ。

 16歳らしい一面もあり、ゲームとお菓子に夢中。オンラインゲームでは「ブロスタ」がお気に入りで、オフラインゲームでは「ブロックブラスト」が得意だという。「ゲームはいつもやっていて落ち着く。いつも通りになれるので、(大会中も)たくさんしました」と笑顔を見せた。また現地のお菓子も調達したと明かし、「試合に影響ない程度で食べた。サワークリーム味にハマっていて、(現地の)サワークリーム味のポテチも買いました」と笑った。

 今後は国民スポーツ大会(9月13~15日、滋賀)に出場予定で、ベストに迫る好タイムを狙っていく。最終的には3年後のロサンゼルス五輪での頂点が目標だ。「五輪に急に行って急に決勝メダル争いだと、自分は緊張でつぶれてしまう。来年のアジア大会、再来年の世界選手権に出場して決勝に残って、その場の雰囲気に慣れるようにしたい。(28年は)五輪切符を勝ち取って、オリンピックでメダルとか優勝を狙いたい」と思い描いた。

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