鳩岡 NBA八村の目力に圧倒された!木瀬部屋で相撲のイロハ“伝授”一流選手の振るまいに感銘「話している間、目を一切離さない」
力士を対象とした日本相撲協会の健康診断が22日、東京・両国国技館で行われ、幕下の鳩岡(31)=木瀬=らが受診した。鳩岡は、帰国中に同部屋で稽古体験を行った米プロバスケットボールNBAレーカーズの八村塁(27)に相撲を教え、印象に残ったことを振り返った。
鳩岡は「基本的な四股、すり足、股割り、(ぶつかり稽古の種類である)一丁押しを教えて、食事も僕が半分くらい作った」と、土俵内外での交流を述懐。「話している間、目を一切離さないところが、トップアスリートだと思った。体幹の強さだったり、ポテンシャルが高い」とうなった。
今月11日に日本相撲協会が、公式インスタグラムなどで「八村塁選手が相撲部屋にやってきた!」と、東京都墨田区の木瀬部屋を訪れたことを報告。稽古を見学し、体験したことが画像を添えて紹介された。八村も後に、自身のSNSで「木瀬部屋・八乃山」とタイトルを付けて画像を投稿。ともに大きな注目を集めた。
股割りに苦労した場面が投稿された。鳩岡は「体の硬さはありましたが」とした上で「取り組む姿勢がピュア。子どものように楽しそうに無我夢中でやっていた。バスケットボールでもそうなんだろうな」と、その姿に感銘を受けた。
八村側が自身のYouTube撮影企画として協会に打診し、木瀬部屋が紹介され、木瀬親方(元幕内肥後ノ海)から指導役を任されたという。印象に残るのは、やはり八村の“目力”だと鳩岡。身長203センチの相手に見下ろされ「本当に目を外さない。圧力を感じました」と語った。
一連の動画は今後、八村の公式YouTubeチャンネルなどで公開される見込み。鳩岡は「反響が大きくなるのは、それからじゃないですか」と楽しみにしていた。
◇鳩岡良祐(はとおか・りょうすけ)本名同じ。1994年2月23日、横浜市出身。拓大紅陵高、拓大を経て、木瀬部屋から16年春場所初土俵。両肘、両膝、右肩の大ケガを経験し、長期休場を挟み復帰した。序ノ口優勝1回、序二段優勝2回、三段目優勝1回。7月の名古屋場所は自己最高位の東幕下13枚目で3勝4敗だった。184センチ、146キロ。





