体操種目別代表らが世界選手権へ意気込み “床スペシャリスト”南が悲願金へ「勝ってロス五輪つなげていけたら」

 新ユニホームを着て記念撮影に応じる杉原愛子(前列左から3人目)、岡慎之助(同5人目)ら日本代表
 新ユニホームを着て記念撮影に応じる杉原愛子(右から2人目)ら女子日本代表
2枚

 日本体操協会が12日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで会見を行い、世界選手権(10月19~25日、ジャカルタ)に臨む男子種目別の日本代表が意気込みを語った。南一輝(エムズスポークク)が床、石沢大翔(徳洲会)があん馬、金田希一(相好ク)がつり輪、角皆友晴(順大)が平行棒と鉄棒に出場する。

 南は“床のスペシャリスト”として臨む3度目の世界舞台。過去2大会は銀メダルを獲得しており、今回は悲願の頂点と、3年後のロサンゼルス五輪に向けて良いスタートを切ることが目標だ。「今年こそは金メダルを持って帰ってきたい。勝ってロサンゼルス五輪につなげていけたら」と覚悟をにじませた。

 石沢、金田、角皆は初代表。石沢は「あん馬で金メダルを取って帰ってこられるように」とし、金田は「ロスにはこれからがスタート。(降り技で)伸身ルドルフに取り組んでいる。Eスコアを上げて、世界選手権に臨みたい」と気合。個人総合も主戦場とする角皆は「五輪に出るために世界を経験する良い機会に捉えている」と意気込みを語った。

 今回の種目別の代表選出は、NHK杯や国際大会の成績に基づいて日本協会が作成した世界ランクにより総合的に判断された。男子体操強化本部長の村田憲亮さんは、「中国選手がワールドカップに出場しなかったり、パリ五輪に出ていた選手がどれだけ出てくるのか不透明だったため、日本のトップ=世界のトップと分かりかねないところもあった。世界ランキングを設定して代表選手を選ぶ方針も少し悩んで決定した」としつつ、「選ばれた選手を見ると、メダルを取るにはこの選手で臨むべき、という選手が選ばれてくれた。このメンバーで多くの金メダル、メダルを取りに行きたい」と自信をにじませた。

 昨夏のパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)、橋本大輝(日本生命/セントラルスポーツ)は個人総合に出場する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス