豊昇龍「優勝したい気持ちが強過ぎる。いつも通りのオレに戻したい」夏巡業復帰で失地回復に決意
大相撲の横綱豊昇龍(26)=立浪=が7日、茨城・古河市で夏巡業に合流した。昇進3場所で2場所が途中休場。復活を期す秋場所(9月14日初日、両国国技館)に向け「(優勝したい)気持ちが強過ぎるんじゃないかな。いつも通りのオレに戻したい」と悲壮な決意を語った。
左足親指を負傷し、7月の名古屋場所を途中休場。「左拇趾脱臼骨折」の診断書を提出し、夏巡業を初日から休場していた。合流初日はぶつかり稽古で草野に胸を出し、子供たちと笑顔で稽古を行った。横綱土俵入りを披露し、取組では横綱大の里を押し出した。
名古屋での休場後は「ソファで見ているのは嫌な気分だった」と土俵を追った。同期で新十両も一緒だった琴勝峰(佐渡ケ嶽)の活躍に「あそこまでいったら優勝して欲しい」と応援していた。本人に「優勝の気分は」と質問すると「言葉に出ない」と返されたという。
今年春場所の新横綱場所から途中休場、12勝、途中休場と納得には程遠い。「(優勝したい)気持ちが強過ぎるんじゃないかな。いつも通りのオレに戻したい」と決意を述べ「最近ケガが多い。(重圧を)気付いてなかったが、あったと思う。ケガのない体を作りたい」と誓った。
師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「次は結果を出さないといけない。本人も分かっている」と奮起を求めた。





