武蔵川親方 草野は自分の相撲取り切ることが大事 大の里には本来の横綱らしい前に出る相撲で勝ってほしい

 土俵に仁王立ちする草野(右)は御嶽海とにらみ合う(撮影・開出牧)
 御嶽海(左)を上手投げで破った草野(撮影・開出牧)
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 「大相撲名古屋場所・11日目」(23日、IGアリーナ)

 新入幕の草野が御嶽海との2敗対決を上手投げで制した。単独トップだった1敗の一山本が小結高安に敗れたため、首位タイに浮上した。新十両から2場所連続優勝中で、新入幕優勝を果たせば、史上初の変則3連覇が実現する。賜杯争いは2敗に平幕4人が並び、3敗で6人が続く大混戦となった。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方は思い切りがいい新入幕の草野を評価。残り4日間も自分の相撲を取り切ることが大事と説いた。

  ◇  ◇

 新入幕の草野がいい相撲を取っているね。元大関御嶽海との2敗同士の対戦だったけど、左上手を取ってから相手の頭を押さえながら思い切りのいい投げが決まった。もう少し落ち着いて相撲が取れるようになればいいけど、終盤戦まで2敗で優勝争いに絡んでいるだけでも大したものだよ。

 もともとアマチュアでの実績があるし、十両も連続優勝で上がってきたからね。新入幕といっても、いい体つきをしているから、これくらい勝ってもおかしくない実力は持っていると思うな。残り4日間、優勝とかは意識しないで自分の相撲を取り切ることが大事だよ。

 大の里は霧島の攻めをしのいで、俵に足がかかってからもよく我慢して勝ったけど、勝負どころでもつれたりすると、やっぱりケガが怖いからね。本来の横綱らしい前に出る相撲で勝ってほしいな。

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