高安が安青錦をぶん投げる、内無双であわやも怪力で対処「若手は勢い任せ。こっちは落ち着いていくのが一番」
「大相撲名古屋場所・6日目」(18日、IGアリーナ)
小結高安(田子ノ浦)が新鋭の安青錦(安治川)を上手投げで下し、5勝1敗とした。
ウクライナ出身で3日目に横綱豊昇龍から所要12場所の史上最速金星(付け出し除く)をマークした安青錦に、左を差され頭をつけられた高安。大関琴桜、関脇霧島が苦杯を喫した内無双を仕掛けられ、右手が土俵につきかけたが耐えた。肩越しに右上手を取り、豪快な投げで裏返しにした。
高安は安青錦を「引きつけが強いからひねりも強い。(内無双が決まる)意味が分かった。体格はそれほど大きくないが、腕の力が相当強くてビックリした」と評価。35歳のベテランは「若手は勢い任せで、当たって砕けろの気持ちで来る。こっちは落ち着いていくのが一番いい」と心構えを明かした。
初日黒星から5連勝で「どんどん良くなっている」と手応え。高安は「明日につながる相撲がテーマ。今日も実行できた」と胸を張った。
安青錦は「もっと攻めれば良かった」と反省。高安はやりにくいか、と問われると「1回じゃ分からない。やりにくいと思えば、やりにくくなる」と、深みのある返答をしていた。





