バドミントン “ロス五輪の星”宮崎友花が白星発進「優勝を狙っている大会」
「バドミントン・ジャパン・オープン」(16日、東京体育館)
女子シングルス1回戦が行われた。昨年12月の全日本総合選手権で平成以降4人目の女子高生優勝を果たし、現在世界ランキング6位の宮崎友花(18)=ACT SAIKYO=が、同28位のスコットランド選手を2-0(21-15、21-18)で下し、白星発進を決めた。
第1セットを先取して迎えた第2セット。接戦からリードを許した場面で、一層気持ちを強く保った。「このままだと変われない」。これまで劣勢時にミスが増える傾向があったが、この日は14-15の1点ビハインドから一気に6連続得点。重圧をはねのけ、ストレートで勝負を決めた。昨年は初戦敗退。「優勝を狙っている大会。緊張もあったけど、競る場面で我慢することができた」と成長に実感を込めた。
大阪市出身。幼少期から卓球やテニスなどのラケット種目を経験したが、当時は力が弱かったため、母から「間を取ってバドミントンはどう?」と提案されて競技を始めた。柳井商工高在学中の22年には世界ジュニア選手権を初制覇し、昨年12月の全日本総合選手権では平成以降4人目の女子高生優勝。3年後のロサンゼルス五輪での活躍に期待がかかる18歳だ。
「プレッシャーのかかる中で我慢強くなりたい」と今大会のテーマを語る宮崎。ロス五輪の星が、ジャパンオープン初Vを狙う。





