フィギュア・鍵山優真 五輪シーズンの今季テーマは「原点回帰」 ミラノ五輪金へ「スケートが好きっていう気持ちを忘れず」

 フィギュアスケート男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(23)=中京大・オリエンタルバイオ=が9日、愛知・豊田市の中京大豊田キャンパスで練習を公開した。

 練習では今季の新ショートプログラム(SP)の「I wish」を滑り、4回転-3回転の連続トーループ、4回転フリップを着氷。また、新フリー「トゥーランドット」では終盤のステップを披露した。

 フリーは、シーズン序盤では自信を持って飛べるサルコー、トーループの2種のみを組み込む。まずはプログラムの完成度を上げることが目的。最終的には「(4回転を)3種類、最低4本は入れたい」とし「しっかりベースで取れるようにもっと安定感を高めたい」と話した。

 テーマは原点回帰。昨季は世界王者のイリア・マリニン(米国)を意識するあまり「結果だけを求めてしまった。(マリニンとの)差を改めて感じて、どうしても追いつかなきゃって、自分のやりたいことを忘れてしまっている自分がいた」と反省。今季に入るにあたって、父・正和コーチと「本来の鍵山優真を取り戻すためにどう過ごしていくか話し合った」といい「スケートが好きっていう気持ちを忘れず過ごしたい」と、初心を忘れず五輪シーズンに挑む。。

 2006年のトリノ五輪で荒川静香さんが金メダリストとなった「トゥーランドット」。鍵山は「ふさわしいのか不安だったけど、少しずつ自分にしかできないと、自信を持ってできている」と鍵山。「銀の次は金しかない。毎日楽しく滑れる喜びを忘れず、突っ走っていきたい」と力を込めた。

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