やり投げ 崎山雄太が優勝 世界選手権参加標準記録突破で代表内定「日本記録、遠っ!」
「陸上・日本選手権」(5日、国立競技場)
男子やり投げ決勝が行われ、崎山雄太(愛媛競技力本部)が5投目で大会記録の87メートル16をマークし優勝。世界選手権東京大会の参加標準記録(85メートル50)を突破し、日本代表に内定した。「立ち上がりの悪い試合をしてしまったのはもったいないけど、どうにかして投げてやろうという風に出た結果、まあまあでた。シンプルにうれしい」と喜んだ。
日本記録は1989年に溝口和洋がマークした87メートル60。5投目の記録を確認した直後、崎山は「正直、『日本記録、遠っ!』て思いました」と苦笑い。「あれでも87・60届かんのか…って思いました」と話した。ただ、「(コーチに)88はいけると言われていたので、それに近しい記録が出せたことにひと安心はしている」と安堵(あんど)の表情だった。
世界選手権へは「万全の準備をして、痛いところもなく順調のまま2カ月後を迎えられたら」と力を込めた。





