高3の久保凛が日本新で連覇 女子800M決勝 1分59秒52 「少し悔しいタイム」も笑顔「何も考えずに言うとめっちゃうれしい」

 「陸上・日本選手権」(5日、国立競技場)

 女子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の久保凜(東大阪大敬愛)が1分59秒52で、自身の持つ日本記録(1分59秒93)を0秒42塗り替えて優勝した。

 世界選手権参加標準記録(1分59秒00)突破はならず、フィールドでの優勝インタビューでは「今回は世界の標準記録を切るって意味で優勝を目指して臨んだんですけど、少し悔しいタイムになってしまったなと思う」。そう言いながらも「2本目にしてリラックスして自分の走りができて良かったかなと思います」と笑顔で話した。

 その後の取材では「今回はずっと2分を全然切れてなくて緊張したレースだったが、前半から自分のレースをして2周目落ちないように自分で行こうと思っていて、それができた。標準は切れなかったけど納得のいく走りができた」と振り返った。

 久保は5月の木南道孝記念で2分2秒29で2位と実力を出し切れずに終わり、レース後に大粒の涙を流した。

 この日は「率直に今回こんな大きな舞台で更新できて、何も考えずに言うとめっちゃうれしいなと思います」と言い、「母の日に木南で優勝できなくて悔しい思いをしたので、お母さんに(手に持っている花束を)渡しに行きたい」と高校3年生らしく話した。

 世界選手権へ向けては「東京で開催されるということで、ワクワクしかない。絶対に、標準はまだ切れていないけど絶対出場する気で臨む」と強い思いを表明。「今回、やっと納得のいくレースができた。調子を崩さず、800メートルは久保凛だと思ってもらえるようなレースをしたい」と約束した。

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