Bリーグ設立10周年 島田氏も感慨「2つのリーグを川淵(三郎)さんが統合してくれて、そこから成長を遂げた」プロ野球ソフトバンクとコラボなど企画発表
Bリーグが1日、都内で10周年記念概要発表会見を行った。分裂していたNBLとbjリーグが統一されてBリーグが設立し、この日でちょうど10年。過去に千葉ジェッツの社長を務め、2020年からチェアマンを務める島田慎二氏が登壇し、感慨を込めた。
「10年前に2つのリーグを川淵(三郎)さんが統合してくれて、そこから成長を遂げた。コロナで試合中止や無観客やさまざまな困難もあった。しかし、コロナが明けた後に2023年の沖縄のワールドカップ、24年パリ五輪と代表選手が頑張ってくれてバスケット界を1つ上のステージに連れていってくれた。同時進行でB革新を掲げ、売り上げ、入場者数、アリーナへの投資などで各クラブが尽力いただいたおかげでお客さんもたくさん増えて、日本中に多くのアリーナも誕生しつつある。この節目のタイミングは、来年のB革新にパスを出す、次につなげる意味でも重要な1年と考えている」
また日本人初のNBA選手で、リーグ統一前から活躍してきた田臥勇太(宇都宮)も出席。「リーグが1つになる驚きと、ワクワク感からスタートした。選手のレベルも上がってきて、日本代表が強くなっていって、どんどんいろんな形で成長を感じられるのがうれしい」としみじみと振り返った。
来期のテーマは「夢を、語れ。」。この日の会見では専用サイトの開設、誕生20周年を迎えるプロ野球・ソフトバンクとのコラボ、SNSを利用したファンとの交流企画などが発表された。島田チェアマンは「やっぱり世界で勝ちたい。クラブにしても代表にしても世界で勝ちたい」とさらなる目標を明かし、「有言実行、言うことで責任やエネルギーが生まれる。そこは大事にしたい」と語った。





