元大関増位山・沢田昇さんが死去 76歳、肝不全「そんな夕子にほれました」が大ヒット

 大相撲の元大関2代目増位山で、歌手として「そんな夕子にほれました」がヒットした沢田昇(さわだ・のぼる)さんが死去したことが17日、分かった。76歳。所属事務所によると、かねてより病気療養中で、肝不全のため15日に亡くなった。

 葬儀は家族、近親者のみで家族葬にてすでに執り行った。

 事務所によると沢田さんは1967年初土俵。1970年幕内となりのちに大関に昇進。史上初の「親子大関」として相撲界の歴史の1ページに名を残した。1981年に引退、10代目三保ヶ関を継承し後進の指導に努めた。

 歌手活動としては力士現役中の1972年に歌手デビュー、代表曲の「そんな夕子にほれました」「そんな女のひとりごと」「男の背中」がヒットした。

 2013年に日本相撲協会を定年退職後は本格的に歌手活動を開始。2022年12月、体調不調を訴え医師より敗血症と診断を受け復帰に向けて療養とリハビリのため、活動を休止していた。復帰を固く信じていたが力尽きた。

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