大の里が県民栄誉賞パレードに願い「石川は雨が多いので晴れてほしい」

 取材に応じる大の里
 腕立て伏せを行う若い衆に目を光らす大の里
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 大相撲の横綱大の里(25)=二所ノ関=が16日、茨城・阿見町の部屋で稽古を行った。

 この日はテレビ向けに稽古が公開され、四股、腰を上げ下げして下半身に負荷をかけた。すり足で土俵を周り、てっぽうで大粒の汗を流した。腕立て伏せでは稽古場に仁王立ちして、若い衆がしっかり腕立て伏せを行っているか確認するなど、部屋頭の横綱としてあるべき姿を示した。

 テレビカメラ5台のレンズを向けられる中、稽古は約1時間20分程で終了。みっちりと基礎に重点を置いた。この日は取らなかったが、相撲は先週から取り始めているという。

 大の里は「限られた時間でしっかり稽古をしたい。悪くはないと思う。しっかりと準備して次の名古屋に向けて頑張りたい」と語った。

 夏場所で4度目の優勝を連覇で飾り、横綱昇進を果たした。名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)に向け「番付は変わったけど、やるべきことは変わらない。稽古も私生活も変わることなく、特に変わらずしっかりやっていきたい」と意気込みを口にした。

 29日には故郷の石川県津幡町で祝賀パレードが実施され、その後は文化会館で報告会を実施。津幡町の町民栄誉賞、石川県の県民栄誉賞の授与式が行われる。

 県民栄誉賞は松井秀喜氏(元大リーガー)、松本薫(ロンドン五輪柔道女子金)、川井梨紗子(リオ&東京五輪レスリング女子金=※2回受賞)、川井友香子(東京五輪レスリング女子金)に続く5人目の栄誉となる大の里。故郷に錦を飾るパレードに向け「たくさん声援と力をいただいて、名古屋でいい結果を出せるように頑張る。石川は雨が多いので、晴れてほしいですね」と語った。

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