松下知之 “仮想選手村”レースV 8人大部屋で睡眠不足でも好タイム「自信のつくレース」

 「競泳・東京都選手権」(7日、東京アクアティクスセンター)

 男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、昨夏のパリ五輪銀メダルの松下知之(東洋大)が、4分8秒71で制した。

 最終泳法のクロールでギアを上げ、首位でタッチ。練習の疲労もある中で、4月の選考会で記録した自己ベストタイムからプラス0秒1でまとめて泳ぎ切り、「練習のたまもの。(4分)7秒台を出したかったけど、8秒台を出せたことは自信のつくレースだった」とうなずいた。

 今大会は“仮想選手村”として、あえて快適ではない宿泊施設で生活している。松下は2段ベッドが並ぶ大部屋で、8人で寝泊まりしているという。前夜はチームメートのいびきで寝つけないアクシデントがあったが、睡眠不足でも納得のタイム。「寝られて、調整をかけたらめちゃくちゃ速くなると思います」と笑いつつ、「良い環境じゃない中で記録を出す目的に対しては、成功できているんじゃないかな」と手応えを語った。

 初出場の世界選手権(7~8月、シンガポール)では、世界記録保持者のレオン・マルシャン(フランス)とパリ五輪以来に再戦する。「まずは4分5秒台。日本記録を出してマルシャンと競ることができたら」と気合を入れた。

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