新横綱大の里が綱打ち 琴桜、高安ら二所ノ関一門の関取20人以上が参加 雲竜型土俵入りの稽古に臨む

大相撲の第75代新横綱大の里(24)=二所ノ関=が29日、茨城・阿見町の部屋で綱打ち、土俵入りの稽古に臨んだ。

 早朝から琴桜、高安、玉鷲、王鵬ら二所ノ関一門の関取20人以上が参加。完成した綱を締めた大の里は、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から雲竜型の土俵入りを披露。約10分程で一発OKとなり「ようやく実感が湧いてきました。これからしっかり頑張りたい」と誓った。師匠から土俵入りを教わり「この部屋に入った夢の一つが叶ってうれしい」と喜んだ。

 親方は「スムーズでしたね。指先まで神経を研ぎ澄まして、きれいに腕を伸ばした方がいいと伝えました」と笑顔。自身が現役時代に用いた「赤富士」が描かれた三つ揃いの化粧まわしを貸した。太刀持ち、露払いは「鶴」が入っている。「僕が一番最初に15日間着けたもの」と大ケガを負いながら優勝した2017年春場所を思い起こし、弟子に期待を寄せた。

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