岡慎之助が2連覇 世界選手権初代表に決定 橋本大輝との対決制すも喜びより先に悔しさ「鉄棒まさかの落下にもやもや」

 「体操・NHK杯」(18日、東京体育館)

 世界選手権(10月、ジャカルタ)の代表最終選考会を兼ねて男子個人総合2回目が行われた。パリ五輪3冠の岡慎之助(21)=徳洲会=が252・109点で2連覇し、初代表に決まった。東京五輪金メダルの橋本大輝(23)=日本生命・セントラルスポーツ=は2位で5大会連続の代表に決まった。種目別の代表は7月以降に発表され、南一輝(エムズスポークク)、石沢大翔(徳洲会)、金田希一(相好ク)、遠藤幹斗(でかぷり)、角皆友晴(順大)の中から4人に絞られる。全日本選手権(4月)の点数の半分を持ち点に、今大会2日間の合計点で争われた。

 2連覇を果たした岡の口からは、喜びよりも先に悔しさがこぼれた。「鉄棒でまさかの落下で、もやもやする。ずっと課題になってくるところかな」。最初の床で14点台の好スタートを切り、その後も安定した演技で得点を積み重ねた。

 ただ、最後の鉄棒では「反応が良すぎた」と、体の調子の良さが裏目に出て、離れ技のコールマンで失敗。やり直しでは全ての技を完遂して橋本との“五輪金メダリスト対決”を制したが、やり切れなさが残った。

 それでも初の世界選手権の代表権は取った。ライバルに置くのは、橋本とパリ五輪銀メダルの張博恒(中国)だ。「2人を超してメダルを取りたい。今の演技構成のままだと勝っていけない。新しい技を入れていきたい」と岡。パリ五輪の王者が、次は“世界一”を取りに行く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス