試合後に「ガマンできず」果物食べ計量失敗→五輪逃した元五輪日本代表「極限で幻覚みた」 登坂絵莉「えっ」接点に驚く
パリ五輪レスリング女子金メダリストの登坂絵莉が11日、テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」に出演。番組が取材した男性に「えっ?!」「なんか私、見たことあるかも…」と驚いた。
3年前に番組スタッフが出会った1996年のアトランタ五輪レスリング日本代表の西見健吉さん(現在58歳)で、登坂は「えっ?!なんか私、見たことあるかも…」と声をあげ、VTRが進むと「えっ?!西見さん?!分かります。指導受けたこともあります」と驚いた。
当時のVTRで、西見さんは、92年のバルセロナ五輪について「2階級落としてパフォーマンスが出せたら確実に金(メダル)獲れる、と(言われていた)」といい、64キロあった体重を、2階級落とすため、「ギリギリの減量してた。極限まで、ドクターストップかかるまでやった」「ガリガリになって幻覚見るぐらいまで落として。最後100~200グラムは酸っぱいガムとかずーっと計量始まるまでツバ吐いて落としたり」と壮絶な減量を振り返った。
さらに、バルセロナの出場権をかけた最終予選となる世界大会の決勝で、「(当時の)世界チャンピオンを大差で破って(優勝)……なんですけども、当時のルールで試合終わったら90分以内にまた計量があった。(控え室に)フルーツがあって…我慢できなくて、みかんとかリンゴをつまんで(食べて)しまって(計量)オーバー。250グラムが落ちなくて、次に進めなくて」と告白。果物を食べて試合後計量で失敗し、五輪を逃したことを苦笑いで明かしていた。
西見さんは今も果物が大好きだそうで、このVTRを見ていた登坂は「食べたくなるんでしょうね~」とうなずいた。
西見さんは34歳で引退。自衛隊の仕事をしながら、子供たちの指導を続け、登坂もその時に教えてもらったという。取材から3年後の西見さんは、55歳で定年を迎え、「格闘家のセカンドキャリア、受け皿を作りたい」と要人警護の警備会社を設立。フェスや政治家、アイドルの警護などをしていることを説明していた。





