異色の幕下付け出しデビュー力士、意外な趣味を明かし連勝発進 拓大出身も相撲部所属せず

 栃清龍(左)を押し倒しで破った行徳(撮影・開出牧)
 勝ち名乗りを受ける行徳(撮影・開出牧)
 栃清龍(右)を押し倒しで破った行德(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲夏場所・3日目」(13日、両国国技館)

 昨年の国民スポーツ大会成年個人3位に入り、幕下最下位格付け出し資格を得た行徳(玉ノ井)が、栃清龍(春日野)を下し無傷2連勝とした。もろ差しから寄り進み、粘る相手を寄り倒した。

 行徳は「今日は前回より良かった」と笑顔を見せた。師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)からは「緊張しないでいいので楽にいけ」と声をかけられた。

 異色の経歴だ。拓大では相撲部に入らず、母校の東京・足立新田高でコーチを務めながら社会人として大会に出場した。春場所で幕下付け出しデビューを飾った拓大相撲部出身の五島(藤島)は同級生で、ともに今春の卒業式に参加。「お互いに高めあっていければ」と意識した。

 玉ノ井部屋はYouTubeでの発信に積極的。行徳は特集を組まれるなど、YouTuberとしての期待もかかる。「趣味は相撲なので…」と自身の無趣味ぶりを嘆いたが「星を見るのが好きですね。おおいぬ座のシリウスが好きで、長野に観測旅行に行ったこともあります。東京の空とは全然違いました」と、無趣味でもなさそうなエピソードを披露した。

 異色の経歴にとどまらない個性をかいま見せる行徳。連勝が続けば、さらに口も滑らかになりそうだ。

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