バスケットボール 八村塁「日本バスケを強くしたい」8月名古屋でトレーニングキャンプ開催決定 中高生150人が対象
バスケットボール男子の米プロNBAで活躍する八村塁(27)=レーカーズ=が、8月に日本で中高生を対象としたトレーニングキャンプを初めて開く。同月18~20日の3日間で、場所は愛知県名古屋市のIGアリーナ。中高生約150人が対象。「BLACK SAMURAI 2025 THE CAMP」の公式ホームページで8日から募集が開始される。
エースが「日本のバスケを強くしたい」との思い新たな挑戦に踏み切った。今トレーニングキャンプは「日本から世界の舞台で活躍できる選手を輩出するための環境づくり」が目的。八村だけではなく、世界トップレベルのコーチも指導にあたる。バスケットボールの本場・米国で大学3年間、NBA6年間を過ごして学んできたスキル、フィジカルの鍛え方、世界で戦うための心構えなどを子どもたちに伝えていく。
以下は八村との一問一答。
-日本で初めてトレーニングキャンプを開催しようと思った理由は。
「名古屋でキャンプをやれることをすごく楽しみ。大学3年間、NBA6年間で学んだこと、僕がどういう風にやってきたのか、日本とアメリカのバスケの違いとかを子どもたちに伝えられたらいいなと思ってキャンプをやろうと思った。僕はどうやったらNBAで通用する自分になれるかを研究しながらやってきた。それを子どもたちに伝えられたら」
-世界で活躍できるようになるためのポイントは。
「このキャンプ自体は子ども向けにやっているけど、コーチ陣やトレーナーも入っている。システムとか環境がどれだけ大事かを米国で学んだ。このキャンプでは、ただバスケを教えるだけじゃなくて、コーチやスタッフも一丸になって世界レベルのキャンプにできたらいいなと思っている」
(続けて)
「バスケ(面)ではスキルもあるけど、米国の人たちがどれだけ強い思いでNBA選手になろうと思ってやってきているか、そこが日本とアメリカのバスケの大きな違いでもあると思う。そこを教えることができたら」
-体育館ではなく、IGアリーナを選んだ理由は。
「小さな規模でやるバスケと、大きな規模でやるバスケは違う。規模の大きさに負けない自分の力を出せる選手に育ってほしいという思い出アリーナを選んだ」
-参加した子どもたちに感じてほしいこと。
「僕が日本でこういうことをやってこなかった。コロナもあったし、いろんなことがあって時間がかかった。その中でどうやったら伝えられるか、どうやったら子どもたちのためになれるかを考えてきた。終わったあとに自信がつくような、『もっとできる、もっと上を目指せる』という感覚になってくれたらうれしい」
-応募してくれる子どもたちに一言。
「子どもたちとバスケができること、日本でバスケすることはすごい久しぶり。日本と僕が近づけることはうれしく思っているし、日本のみなさんの前でバスケができる、教えられる、僕が今までやってきたことを伝えられることはすごく楽しみ」




