角田夏実 現役続行揺れる胸中 小学生大会講師に赤ゼッケン参加「金ゼッケンは次の試合に置いておきたい」

 大勢の小学生に囲まれながら「2人組になろう」と必死に声を上げる角田夏実
 指導中に小学生に囲まれてもみくちゃになる角田
 小学生と乱取りを行う角田
3枚

 柔道女子で、パリ五輪48キロ級金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が4日、都内の講道館で開催される全国少年大会の合同錬成で講師を務めた。

 この日はゴールドゼッケンが付いた道着ではなく、赤ゼッケンで参加した。理由には「金ゼッケンの道着が1着しかない。基本、試合着は試合の時しか着たくなくて、今日着て洗濯すると縮んだりすることもある。まだ次の試合に向けて置いておきたいなと思っている」と説明した。

 パリ五輪後は、2月のグランドスラム・バクー大会や、今月の全日本女子選手権などに出場。去就については保留を続けている。ただこの日はあえて赤ゼッケンを選ぶなど、現役続行への気持ちは大きく揺れ動いている様子だ。

 報道陣から今後の国際大会出場の意志を問われると「まだ分からない」と笑顔で流しつつ、「(金ゼッケンの道着を着用しないのは)あとで後悔しないようにです」と付け加えた。

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