サントリー大逆転で初代王者王手! 激闘に高橋藍「自分たちを信じて戦い抜けた」「自分がチーム引っ張っていかないと」

 第2セット、スパイクを決める(撮影・伊藤笙子)
 第5セット、スパイクを決め死闘を制しガッツポーズを見せるサントリー・高橋藍
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 「SVリーグ男子・プレーオフ決勝、サントリー3-2愛知」(3日、有明アリーナ)

  2戦先勝方式のプレーオフ決勝が行われ、男子はレギュラーシーズン(RS)2位のサントリーが4位愛知に3-2で先勝した。0-2と追い込まれながらも第3セット以降を26-24、32-30、26-24と全てジュースの末に奪い、逆転した。男子の第2戦は5日に千葉県船橋市のららアリーナ東京ベイで実施される。

 女子はRS1位の大阪Mが2位NEC川崎を3-0で下し、2連勝で初代女王に輝いた。第1セットを25-22で先取した後は25-21、25-16で押し切った。

 フルセットの激闘に持ち込み、粘りで最後の1点を奪い取った。高橋藍は「決勝まで来れば勝つだけ。まずは1勝できたことをうれしく思いますし、しっかり次につながる良い試合にできた」と笑顔。SVリーグ初代王者に王手をかけた。

 立て続けに2セットを取られ後がなくなったが、前年度Vリーグ王者の底力を見せた。ミドルブロッカー小野寺の活躍などで2セットを奪い返し、2-2のタイに。ただ、高橋藍はこの日12得点と調子が上がらず苦戦しており「冷静さを欠いていた」と自戒した。

 第3セット途中で交代し、第4セットは先発を外れた。しかし、沈んだまま終わらないのが真のエース。「外から見ることでリセットできた。戻ったタイミングでもう一段ギアを上げられた」。コートに戻ると、終盤は勝負を分けるキーマンとなった。

 最終セット、17-18で相手にマッチポイントを握られた場面。高橋藍が強烈なバックアタックを放った。ブロックされて一時は愛知の勝利が決まったかと思われたが、映像判定で相手のタッチネットと判定され18-18のジュースに。攻防の末に26-24で勝利をもぎ取り「自分たちを信じて戦い抜けた」とうなずいた。

 中1日で5日に第2戦を戦う。「自分がチームを引っ張っていかないといけない。今日みたいなプレーが出せたら、結果につながる」と高橋藍。必ず次戦で頂点に立つ。

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