サントリーが決勝進出 通算2勝1敗で名古屋撃破! 高橋藍連覇へ闘志「自信は次につながる」5・3から愛知と最終決戦

 第1セット、高橋藍のスパイクが決まる
 決勝進出を決め、スタンドのファンにあいさつをするサントリー・高橋藍(撮影・坂部計介)
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 「SVリーグ男子・プレーオフ準決勝、サントリー3-1名古屋」(27日、Asueアリーナ大阪)

 2戦先勝方式のプレーオフ準決勝第3戦が行われ、男子はレギュラーシーズン(RS)2位のサントリーが高橋藍(23)の活躍などで3位名古屋を3-1で退け、2勝1敗で勝ち上がった。決勝では4位愛知と対戦する。女子はRS1位の大阪Mが4位デンソーを、2位NEC川崎が3位SAGA久光をいずれも3-0で下して2勝1敗で決勝に進んだ。決勝は女子が5月2日から、男子は同3日から行われる。

 波乱の接戦を制し、SVリーグ初代王者を目指すサントリーが決勝に駒を進めた。チーム2位の18得点を挙げ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた日本代表の高橋藍は「難しい試合に勝ててホッとしているというか、よかった。白熱の試合をさせてくれて感謝している」と汗を拭った。

 セットカウント2-1で迎えた第4セット。25-26で絶体絶命の劣勢から、チャレンジ(映像検証)を巡る相手選手によるマナー違反の警告で1ポイント付与され、26-26となった。そこから一気に2点を連取。最後はシリフカのアタックで試合を決めた。

 高橋藍は「最後にレッドカード(警告)が出て、名古屋の心境を考えると…」と複雑な表情を浮かべた。しかし「苦手意識のあった名古屋に勝てた自信は次につながる」と、5月3日から始まる愛知との決勝を見据えた。

 レギュラーシーズン2勝4敗と、唯一負け越している相手を振り切った。この準決勝も、初戦を落としてから集中力を立て直して2連勝。高橋藍は「1戦目を終えてもチームはポジティブだった。2勝するまで分からないと思っていた。力み過ぎずに持って行くことができた」と振り返った。前身のVリーグだった前年度からの連覇へ向け「難しい試合になると思うが、自分たちの力を信じて。名古屋の分も、決勝で勝たなければ」と表情を引き締めた。

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