鈴木芽吹が涙の初日本一!「今日勝てなきゃ一生勝てない」魂のラストスパートで王者葛西、同期吉居との雨中決戦制す 東京世陸へ「最初の日の丸は東京で」

 27分28秒82をマークし優勝した鈴木芽吹
 優勝しガッツポーズする鈴木芽吹
 優勝した鈴木芽吹(左)と2位の葛西潤
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 「陸上・日本選手権1万メートル」(12日、えがお健康スタジアム)

 9月の東京世界選手権の代表選考会を兼ねて行われ、男子は鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分28秒82で初優勝を飾った。世界選手権の参加標準記録(27分0分0秒)は突破できなかった。

 雨が降りしきる中でのレースは5000メートル過ぎから吉居大和が先頭に。ジワジワと後続を引き離しながら主導権を握っていった。連覇を狙う葛西潤と、吉居の同期の鈴木芽吹がついていき、2、3番手に。残り1000メートルを切ったところで鈴木がスパートして、一気に抜けだし、そのまま歓喜のゴールテープを切った。

 レース後は涙を浮かべ「本当に今回はチャンスだと思っていた。今日勝てなかったら一生勝てないぐらいの気持ちで走っていました。前回優勝の葛西さんをマークすることだけ考えて、大和のことは考えず、自分の走りをしようと。だいぶ余裕があったので、一気に、と思って、ラスト1000メートルでいきました。まだ日の丸をつけたことがない。最初の日の丸は東京でつけたい」と、意欲を滲ませた。

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