青学大・原監督“わんぱく大作戦”1年生4人投入!エース黒田朝日の弟も 実業団への“口撃”は 「あえての演出」

 史上初めて大学生と実業団チームが激突する「ACNエキスポ駅伝」は16日に、大阪府吹田市の万博記念公園から大阪市内の大阪・関西万博会場までの7区間54・5キロで行われる。15日は大阪市内のホテルで監督会見が行われ、今年の箱根駅伝で8度目の総合優勝を果たした青学大の原晋監督(58)が、恒例の作戦名を「わんぱく大作戦」と命名し、1年生を中心とした新戦力に期待を寄せた。

 史上初となる大学生と実業団合同の駅伝を前に、原監督がすっかりおなじみとなった『○○大作戦』を発令した。右拳を力強く握って高らかに宣言。「万博と少し掛けまして、わんぱく大作戦!!」。今回の命名理由は実に単純明快だった。

 卒業シーズンの3月も中旬で、先の進路へ準備する4年生の出場は難しく、各大学が新戦力を多く投入する。青学大も例外ではなく、4年生で走るのは1区を予定する鶴川正也だけ。指揮官は将来のエース候補たちと見据える1年生4人を投入する予定で、「“わんぱく小僧”が、良い意味でわんぱくな走りをしてほしい」と新戦力を中心に実業団とぶつかる。

 注目の1年生の中でも、6区予定の黒田然(ぜん)は2学年上の兄に、現エースの朝日を持つ。指揮官によれば、然のポテンシャルは兄に負けず劣らず。「兄貴と(箱根の)往路でたすきリレーできる選手になるくらいのきっかけにしてほしい」と今大会での成長を期待した。

 また、以前から実業団チームに対して外国人選手の起用をけん制する発言などを繰り返した“口撃”の真意を語った。「僕はそんなに性格の悪い男じゃない。あえての演出。初の実業団とのガチンコで、過激なことを言えば盛り上がる。視聴率が上がってスポンサーも喜ぶ」。全ては陸上界を盛り上げるための“トラッシュトーク”だとした。

 ただ、大胆な発言には本音も交じる。外国人選手については「使うなよ」とけん制してきたが、前日のオーダーリストではトヨタ自動車と富士通が4区で起用。「トヨタが優勝でしょう。2番富士通、3番駒沢かなあ」と困った表情だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス