大関大の里が敗れ上位陣に全勝不在 八角理事長「照ノ富士がいないとこんな感じ」 4日目で上位陣の全勝不在“荒れる春場所”に

 大の里(右)をを押し出しで破る若元春(撮影・石井剣太郎)
 大の里(右)を激しく攻める若元春(撮影・西田忠信)
 若元春(右)に押し出しで敗れた大の里(撮影・西田忠信)
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 「大相撲春場所・4日目」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 大関大の里(二所ノ関)は平幕の若元春(荒汐)に押し出され、今場所初黒星を喫した。

 立ち合いで右差しを狙うもおっつけられて横向きに。抱え込むように強引に寄って出たが、土俵際で相手得意の左四つを許し、一気に寄り戻されて最後は押し出された。

 大の里は「しっかり集中して明日から切り替えます」と繰り返した。

 三役以上では小結阿炎が千代翔馬に敗れ、唯一の無敗力士の状況だった。全勝力士は平幕の遠藤と阿武剋のみ。“荒れる春場所”の俗称通りの展開となっている。八角理事長(元横綱北勝海)は「平幕も元三役ばかりだから。照ノ富士がいないとこんな感じ」と感想を口にした。

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