名古屋ウィメンズマラソン日本人トップの佐藤早也伽が東京世界選手権代表有力 JMCシリーズ4トップの安藤友香は内定へ
「名古屋ウィメンズマラソン」(9日、バンテリンドーム発着)
9月の東京世界選手権の代表選考会を兼ねて行われた。23年世界選手権代表の佐藤早也伽(30)=積水化学=が自己ベストを大幅に更新し、日本歴代9位の2時間20分59秒で日本人トップの全体2位。加世田梨花(26)=ダイハツ=は2時間23分5秒で日本人3位の全体5位だった。マラソン初挑戦の五島莉乃(27)=資生堂=は2時間26分8秒の全体10位だった。
招待選手らが続々とゴールし、日本陸連の高岡寿成シニアディレクター(54)が会見に出席。レースについて「東京世界陸上に向けた選考レースというところで、各選手が前半から積極的にレースを進められた。全体的に良いレースができた」と総評した。
世界選手権代表3枠には、選考要項にしたがって、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ4のポイント数トップである安藤友香(しまむら)が選出となる見込み。高岡シニアディレクターは「正式な発表はこの後だが、私も計算したなかでは安藤さんかなと思っている」と話した。
残りの2枠は「5名の選手が選考の対象になる。男子同様、複数の選手がテーブルに上がるのはレベルの底上げができている」とし、有力候補は派遣標準記録(2時間23分30秒)を切っている佐藤早也伽(積水化学)、大阪国際マラソンで2時間21分19秒をマークした小林香菜(大塚製薬)。また、今大会で自己ベストの2時間22分11秒を記録した上杉真穂(東京メトロ)、2時間23分5秒だった加世田梨花(ダイハツ)、大阪国際マラソンで2時間21分33秒だった鈴木優花(第一生命グループ)も選考対象となる。





