フィギュアスケートの世界選手権（２６日開幕・米ボストン）に出場する坂本花織（シスメックス）が６日、神戸市内で練習を公開。「まだ自分の思っている１００％の調子ではないが、これを２週間続ければ自信につながるかな。４連覇、優勝を目指して強い気持ちでやりたい」と、６６年ぶりの４連覇へ力を込めた。

　練習は７時３０分に開始。ショートプログラム（ＳＰ）、フリーの曲を流し、ジャンプを入念に調整した。特にフリップジャンプに時間をかけ、「２月のアジア（大会）前くらいから、思ってるより調子が落ちてしまった。今はそれが長引きすぎて、修正中。まだ若干苦戦している」と課題を明かした。

　２月の冬季アジア大会ではＳＰ首位だったが、フリーで逆転を許し銀メダルだった。「今シーズン初めてぐらい自分でも覇気がなかった。いつもどこかしらで波がきて、今回は（大会中に）ハマってしまった」と反省。「来年もしオリンピックに出られたらそういうわけにもいかない。それはもう、今年で終わりにしたい」と意気込んだ。