競輪北井降格、出場停止も ドーピング違反で、JKA

 競輪を統括するJKAは27日、ドーピング違反に認定された神奈川所属の北井佑季(35)が最上位クラス(9人)のS級S班から除外されることが、同日のS級S班選出委員会で決まったと発表した。3月1日から3カ月間の出場あっせん停止も決まった。競走中の違反行為で6月1日からの1カ月間も出場をあっせんされない。

 S級1班に降格する北井に代わって、同1班で徳島所属の犬伏湧也(29)が4月1日付でトップの同S班に昇格する。

 神奈川県出身の北井は2021年5月にデビューし、約1年後にはS級に特別昇級。昨年はG1初優勝を飾り、12月にS班に昇格してグランプリに出場。年末のドーピング検査で禁止物質のステロイド薬「メタンジエノン」の代謝物が検出された。

 競輪界入り前はサッカーのJリーグで通算165試合に出場。異色の経歴の持ち主は、先行逃げ切りを得意とする。

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