元大関朝乃山が三段目転落 左膝重傷で4場所ぶり復帰なるか【大相撲春場所番付発表】

 日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

 元大関の朝乃山(高砂)は西三段目21枚目に転落した。東前頭12枚目だった昨年7月の名古屋場所で左膝全十字靱帯断裂などの大ケガを負い、手術およびリハビリで3場所連続で休場していた。大関時代の不祥事による6場所連続休場が明けた、2022年名古屋場所での西三段目22枚目とほぼ同じ番付から再出発となる。

 高砂部屋が2日に都内の移転先で部屋開きを行った際は「心機一転、頑張っていきたい。番付を戻していきたい」と決意表明。3月1日の誕生日で31歳となることから「ラストチャンスだと思う」と覚悟を口にしていた。

 元大関の三段目転落は自身2度目で、序二段まで番付を落とした照ノ富士と2人しかいない不名誉。ただ、照ノ富士は序二段から大関再昇進と横綱昇進を果たした。大の里、琴桜の前は日本出身横綱の期待がかかる一番手だっただけに、復活が待たれるところだ。

〈大相撲春場所 幕内番付〉

 【横綱】豊昇龍

 【大関】大の里、琴桜

 【関脇】大栄翔、王鵬

 【小結】霧島、阿炎

 【前頭1】若隆景、若元春

 【前頭2】豪ノ山、値千代翔馬

 【前頭3】翔猿、隆の勝

 【前頭4】高安、一山本

 【前頭5】宇良、金峰山

 【前頭6】平戸海、尊富士

 【前頭7】正代、玉鷲

 【前頭8】熱海富士、欧勝馬

 【前頭9】伯桜鵬、遠藤

 【前頭10】錦木、湘南乃海

 【前頭11】翠富士、明生

 【前頭12】宝富士、阿武剋

 【前頭13】錦富士、獅司

 【前頭14】竜電、美ノ海

 【前頭15】安青錦、佐田の海

 【前頭16】朝紅龍、琴勝峰

 【前頭17】御嶽海、白熊

 【前頭18】時疾風

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