WWEとNIL契約って? 元アマ横綱「プロレスラーになるという意味ではない」と断言 NFL入りを目指して米大学アメフト挑戦中
相撲の元アマチュア横綱で、アメリカンフットボールに転向して全米体育協会(NCAA)のコロラド州立大に進んだ花田秀虎が6日に自身のYouTubeチャンネルを更新。自身のインスラグラムで発表した世界最大のプロレス団体・WWEと結んだNIL契約について語った。
NILとは米国の大学生アスリートがName(名前)、Image(画像・映像)、Likeness(肖像)を利用して収益を得る契約。花田は動画で「簡単に言えばスポンサー。WWEが僕にスポンサーオファーをくれて、それを契約した」と説明した。その上で「NFLの夢、(その先の)横綱の夢をあきらめてプロレスラーになります、という意味では全然ない」と断言。「ツイッターに、僕がプロレスラーになると(間違って)理解されてる方が多かったので、ちゃんと言っておきたいと思った」と思いを明かした。
今回さっそくWWEのイベント、「ロイヤル・ランブル・ショー」にも招待され、「ヤバかったね。会場の雰囲気とか。スター選手が入ってくるたびに立ち上がって。揺れるくらい歓声が出る。フットボールにも相撲にもない感じが刺激的。新しい世界を見た感覚に陥った」と本場のエンターテインメントビジネスを体感。日本人レスラーの中邑真輔らにも会えたと報告し「普通にめちゃくちゃカッコよかった。しゃべり方、立ち居振る舞い」とうれしそうに振り返った。
今回同様の契約を結んだ選手は花田のほかに3人おり、そのうち2人は同じアメフト選手、もう1人は砲丸投げや円盤投げの陸上選手だという。
花田はコロラド州立大でスポーツマネジメントを学んでおり「NFL、NBAの裏方というか経営面を勉強している」という。今回はインターンシップとして「WWEのシステム、ビジネスモデルも勉強した」とし、今後もWWE本部やビッグイベントのレッスルマニアにも招かれているという。その代わりに花田は「スポンサーを受けているのでインスタとか各SNSでWWEの宣伝したりという感じで関わらせてもらう」と団体の情報を発信する役割が自身に課されていると説明した。




