坂本花織 非公認もSP自己ベスト上回る80・41点で首位 「ゾーンに入っている時は曲がゆっくり」

 SPの演技をする坂本花織
 SP演技をする坂本花織
 SPの演技をする坂本花織
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 「国民スポーツ大会・フィギュアスケート」(29日、ヘルスピア倉敷アイスアリーナ)

 成年女子の部SPで、フィギュアスケート女子で世界選手権3連覇中の坂本花織(24)=兵庫・シスメックス=がISU非公認ながら、自己ベストを上回る80・41点で首位に立った。住吉りをん(東京・オリエンタルバイオ・明大)が72・95点で2位。千葉百音(京都・早大)が71・89点で3位につけた。

 4連覇した昨年末の全日本選手権以来となる公式戦を終え「正直、驚いている」と80点台に笑みをもらした。高得点をたたき出した要因について「ゾーンに入っている時は曲がゆっくり聞こえるが、今日は(自分が)曲より速く動いているような感じで。集中できている証拠かなと」と分析した。

 冒頭の2回転半や3回転ルッツ、3回転フリップ-3回転トーループなどジャンプをすべて成功させた。「自分の中では、(昨年末の)全日本選手権の方が内容的によかったと思うが、集中具合は今日の方が良かった。点数を出してもらったのはすごくうれしい」と振り返った。

 直近の大きな目標は世界選手権(3月24~30日、米ボストン)4連覇。今年初戦を飾ったことで「国民スポーツ大会で今年が始まって、シーズンの試合が続く。幸先よくなるんじゃないかと思います」と終始笑顔だった。

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