王鵬 初の「3代優勝」持ち越しに「悔しいですね」 ともえ戦のくじ引き振り返り豊昇龍の精神力に脱帽「尊敬に値する」

 「大相撲初場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 王鵬が悲願を逃した。祖父の元横綱大鵬、父の元関脇貴闘力に続く史上初の「3代優勝」の夢は持ち越しとなった。

 本割で金峰山を執念で寄り切って、決定戦に持ち込んだが、豊昇龍に敗れた。王鵬は「悔しいですね」と語り、決定戦を待つ際に笑みを浮かべた理由を問われ「楽しかったから。それが大関との違い。ピリつきが足らなかった」と反省した。

 結果的に同期の豊昇龍の横綱昇進をアシストする形に。それでも、ともえ戦の順番を決めるくじ引きを振り返り、豊昇龍の精神力をたたえた。「言い訳になるけれど、一番最初に引きたかった。けれど大関が最初に引くと譲らなかった。あの我の強さは尊敬に値する」と話した。

 それでも初の三賞となる技能賞を獲得。来場所は新三役昇進が有力だ。

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