大相撲 独特の呼び出しで話題 立呼び出し次郎が定年 信念は「裏方に徹して」

 「大相撲初場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 今場所限りで定年を迎える立呼び出し次郎(65、春日野=本名・西出和夫)が関係者に花束を贈られ、取材に応じた。

 千葉県習志野市出身。1978年春場所から呼び出しとして、角界で役割を果たした。入門は三保ケ関部屋。2024年1月、三役呼び出しから2階級特進で立呼び出しに昇進した。

 「47年間、けっこう早かったですね。ほっとしましたが、さみしさもあります」と話した。

 新型コロナ禍では無観客での本場所を経験。「シーンとした場内は独特でしたね」と語った。呼び出しとは、を問われると「裏方に徹してお相撲さんを引き立てること」と答えた。

 前日は中学校の同級生と会食し労われたという。今後については「女房に任せきりだったので、家のことを手伝いたい」と話していた。

 独特の呼び出し、そして土俵作りの名手でお馴じみだった。

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