金峰山 首位死守 自己最多11勝 優勝争いの重圧にも余裕「全然緊張していない。楽しいですね」
「大相撲初場所・13日目」(24日、両国国技館)
優勝32回を誇る「昭和の大横綱」大鵬の孫、王鵬が宇良をはたき込み、10勝目を挙げた。この日は付け人を務める弟、夢道鵬(23)=大嶽=が幕下優勝。これを追い風に、兄弟同時優勝を狙う。賜杯争いで単独トップの金峰山は、大関琴桜を突きだして11勝目。綱とりの豊昇龍は大の里との大関対決を首投げで制し、霧島、尊富士も白星を重ねてそれぞれ10勝目を挙げた。金峰山を1差で豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士が追う。綱とりだった琴桜は負け越して、来場所は昇進7場所目で初のかど番となる。
金峰山は琴桜を突き出し、幕内での自己最多に並ぶ11勝目を挙げた。11日目の大の里戦に続いて2大関を撃破。優勝争いの重圧も「全然緊張していない。楽しいですね。調子がいいなと思う」とどこ吹く風の様子だった。単独首位で残り2日間。優勝への自信を問われると「あります。一つ一つ勝ちたい」と不敵に言った。





