琴桜が負け越し 綱とり一転 次場所かど番確定 昇進7場所目初 うつろな表情にショックにじむ

 「大相撲初場所・13日目」(24日、両国国技館)

 優勝32回を誇る「昭和の大横綱」大鵬の孫、王鵬が宇良をはたき込み、10勝目を挙げた。この日は付け人を務める弟、夢道鵬(23)=大嶽=が幕下優勝。これを追い風に、兄弟同時優勝を狙う。賜杯争いで単独トップの金峰山は、大関琴桜を突きだして11勝目。綱とりの豊昇龍は大の里との大関対決を首投げで制し、霧島、尊富士も白星を重ねてそれぞれ10勝目を挙げた。金峰山を1差で豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士が追う。綱とりだった琴桜は負け越して、来場所は昇進7場所目で初のかど番となる。

 琴桜は金峰山に一方的に突き出されて負け越しが決まり、綱とりから一転して来場所はかど番となった。取組後は2日続けて報道陣の取材を断り、うつろな表情にショックの色が濃くにじんだ。新型コロナ関連の休場を除けば、負け越しは平幕下位の2021年九州場所以来。八角理事長(元横綱北勝海)は「また一からじゃないか」と出直しを求めた。

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