王鵬が予想上回り新関脇で初の三役、豊昇龍が新横綱【大相撲春場所番付発表】
日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。
初場所で2度目の優勝を飾り、綱とりを成就させたた豊昇龍が横綱に名を刻んだ。
新横綱は2021年名古屋場所後の照ノ富士以来、史上74人目。立浪部屋からの新横綱は1986年名古屋場所後の双羽黒以来。モンゴルからの新横綱は照ノ富士以来6人目、外国出身力士としては8人目。初土俵以来所要42場所は歴代5位のスピード昇進。新横綱場所で一人横綱なのは玉錦、1993年春場所の曙以来3人目。
王鵬が関脇に番付を上げ、新三役となった。新関脇は2024年名古屋場所の大の里以来。大嶽部屋からの新関脇、新三役は現師匠が継承してからともに初めて。東京都からの新関脇は、1997年秋場所の栃東以来戦後9人目で、新三役は2022年九州場所の翔猿以来15人目。
王鵬は東小結を予想する声が多かったが、西関脇となった。
初場所では西前頭筆頭で11勝の霧島が東小結に入った。王鵬は西前頭3枚目での12勝で、優勝決定ともえ戦では金峰山とともに豊昇龍に屈し優勝同点だった。単純計算なら霧島が西関脇だと思われたが、優勝同点という結果を、番付を決める審判部がより評価したと推測される。
安青錦が新入幕。安治川部屋からは現師匠が創設してから初めて。ウクライナからは、2024年九州場所の獅司以来2人目。初土俵から所要9場所は、歴代1位タイのスピード昇進。
〈大相撲春場所 幕内番付〉
【横綱】豊昇龍
【大関】大の里、琴桜
【関脇】大栄翔、王鵬
【小結】霧島、阿炎
【前頭1】若隆景、若元春
【前頭2】豪ノ山、値千代翔馬
【前頭3】翔猿、隆の勝
【前頭4】高安、一山本
【前頭5】宇良、金峰山
【前頭6】平戸海、尊富士
【前頭7】正代、玉鷲
【前頭8】熱海富士、欧勝馬
【前頭9】伯桜鵬、遠藤
【前頭10】錦木、湘南乃海
【前頭11】翠富士、明生
【前頭12】宝富士、阿武剋
【前頭13】錦富士、獅司
【前頭14】竜電、美ノ海
【前頭15】安青錦、佐田の海
【前頭16】朝紅龍、琴勝峰
【前頭17】御嶽海、白熊
【前頭18】時疾風





