武蔵川親方 琴桜には気持ちのこもった相撲を見せてほしい 格の違い見せつける姿を
「大相撲初場所・13日目」(24日、両国国技館)
賜杯争いで単独トップの金峰山は大関琴桜を突きだして11勝目。綱とりの豊昇龍は大の里との大関対決を首投げで制し、霧島、尊富士も白星を重ねてそれぞれ10勝目を挙げた。金峰山を1差で豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士が追う。綱とりだった琴桜は負け越して、来場所は昇進7場所目で初のかど番となる。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方は結びの一番に「ショックを受けた」とし、琴桜に奮起を促した。
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結びは何だかショックを受けたよ。もちろん勝って単独トップの2敗をキープした金峰山は褒めてあげたい。でもやっぱり、押し込まれたまま土俵を割った琴桜に、強い気持ちとか、大関の格の違いを見せつけてやるんだとか、そういうのが見えなかったところがものすごく残念だね。
先場所優勝で臨んだ綱とり場所で負け越しは、格好がつかないよ。内容も悪過ぎるし。腰が浮いて、簡単に上体が反ってね。このままじゃあ、いつか2度目の綱とりが来たとしても、そのときに今回の綱とり場所の失敗と経験を生かせるっていうことにはならないよ。来場所のかど番は同じでも、それは関係なしに残り2日、絶対に勝つんだという気持ちのこもった相撲を見せてほしいね。





