休場の北の若は「右腓骨骨幹部骨折」の診断 約2カ月の加療 師匠の八角理事長バッサリ「稽古不足」

 「大相撲初場所・9日目」(20日、両国国技館)

 幕内の西前頭15枚目、北の若(八角)が休場した。8日目の尊富士戦で敗れた際に右足首を痛めていた。「右腓骨骨幹部骨折」の診断で「約2カ月間の加療を要する見込みである。1月場所の休場を要する」と発表された。

 尊富士戦では土俵際に追い込まれた際、俵に足を掛けて踏ん張ったかに見えたが右膝がカクンと崩れ、土俵下に転がり落ちた。上体を起こし、土俵に手をかけて立ち上がろうとしたが、右足首を押さえて西の花道付近で苦しみもだえた。職員らが駆けつけ、大きな車いすに乗せられて花道を引き揚げていた。

 師匠の八角理事長(元横綱北勝海)は取組後「骨折だって。倒れるときに、俵に乗っかったみたい。稽古不足ですよ。2本あるうちの細い方が折れたそう。下がっちゃだめってことです。ギプスどうこうだって。けがをしない相撲を考えないとだめ。相撲に対して甘い。まあ、勉強でしょう」と話していた。

 このまま再出場しない見込みで、来場所の十両転落は決定的。今場所が再入幕の北の若は8日目まで4勝4敗。休場は昨年夏場所以来3度目。9日目の対戦相手、錦木は不戦勝となる。

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