引退の照ノ富士 満身創痍でも戦い続けた理由「次の横綱が出てこないと辞められないと」心残りも「最後の最後に綱取りに挑んでる大関達と対戦して…」

 大相撲の横綱照ノ富士が17日、両国国技館内で引退会見を行った。今後は照ノ富士親方として指導にあたる。前日に引退決断が判明していた照ノ富士は「激しい相撲人生だった。できる限り尽くしてきたが、思い通りできなくなり、これ以上、土俵に立つべきではないと思いました」と決断理由を説明。「初日に負けた後に師匠に言いました」とも明かした。

 同日夜には伊勢ケ浜部屋の公式YouTubeチャンネルが更新され、引退発表の1日に密着した様子が公開された。部屋に向かう際のインタビューで照ノ富士は「最初に横綱になるときは長くは相撲は取れないだろうという思いでいた。最初にやられてダメになったら辞めるしかないなという思いでいたんですけど、どんどん次の横綱が出てこないと辞められないっていう自分の中で思い込みがあった」と告白。「今場所、2人綱取りの大関がいるわけですし、どっちかが上がってくれるだろうという期待もあった。その分、最後の最後に綱取りに挑んでる大関達と対戦して辞めたいなっていう思いはあった。そこには届かなかった」と、吐露した。朝稽古では熱っぽく後輩たちを指導する場面もあった。この日の夜、部屋で最後は熱海富士から花束を渡され、「長い間お世話になりました。伊勢ケ浜部屋一丸で相撲界を盛りあげていきましょう!」と挨拶していた。

 ◆照ノ富士春雄(てるのふじ・はるお=本名杉野森正山)第73代横綱、伊勢ケ浜部屋。1991年11月29日生まれ。モンゴル・ウランバートル出身。鳥取城北高から間垣部屋に入門し、11年5月の技量審査場所初土俵。13年春場所後に転籍。初優勝の15年夏場所後に大関昇進。両膝のけがなどで19年春場所に序二段転落。再入幕の20年7月場所を制し、21年夏場所で大関復帰。日本国籍取得後の同年秋場所で新横綱。優勝10回。殊勲賞、敢闘賞、技能賞各3回。得意は右四つ、寄り。192センチ、176キロ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス