“5度目の悪夢”五輪代表の永山竜樹、世界選手権初戦敗退で猛省「自信が過信になっていた」異例の志願出場も痛恨…パリで雪辱誓う

 柔道男子60キロ級でパリ五輪代表の永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=が22日、アブダビから成田空港に帰国した。五輪前最後の実戦機会となった世界選手権では、まさかの初戦敗退。「金メダルを持ち帰れず、申し訳ない気持ちでいっぱい。(昨年12月に)代表に決まってから緊張の糸が切れて、ちょっと気が緩んでいたかな」と反省を口にした。

 大舞台はまたも悪夢となった。永山は多彩な投げ技で数々の国際大会を制し、世界ランク1位に輝くなどの実績を誇るものの、世界選手権では過去4大会とも優勝を逃していた。五輪2カ月前となった今回は、自ら汚名返上を期して五輪代表では唯一異例の出場を果たしたが、初戦で当たったロシアのブリエフ(中立選手)に延長優勢負け。得意の内股を完全に狙われていた中で内股透かしの術中にはまり、「楽に勝とうとして(大技)一発を狙いすぎたのが敗因。自分の柔道を美化しすぎて、自信が過信になってしまった」と首をかしげた。

 5度目の世界選手権でも痛恨の黒星で頂点に届かず、弾みをつけられなかったものの、今夏に雪辱の舞台はある。「五輪に向けては今回の負けで気が引き締まった。あと2カ月、全てを柔道に懸けようと思える負けだったので、それは良かった。五輪では自分らしい柔道をして金メダルを持ち帰りたい」と必死に前を向いた。

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