競泳・松下“萩野公介グッズ断ち”でパリ五輪表彰台狙う「超えるために憧れるのをやめる、というやつです」東洋大入学式

 競泳男子で今夏のパリ五輪代表を決めた松下知之が6日、東洋大国際観光学部に入学し、都内の日本武道館で行われた入学式に出席した。ステージ上でオリンピアンであることが紹介されると、新入生から大きなどよめきが起こった。「五輪は知名度も高くて注目されている大会なんだと改めて感じた」と実感を込めた。

 16年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した萩野公介氏の大ファン。同じモデルのゴーグルはほぼ全て所持し、直接会った際には、ありとあらゆる練習道具にサインをおねだりするほどだ。ただ今回の上京では、“萩野グッズ”を全て宇都宮市の実家に置いてきたという。理由は米大リーグの大谷翔平(ドジャース)がWBC決勝前に放った名言と同じだ。

 「超えるために憧れるのはやめる、というやつです」

 萩野超えには五輪金メダル獲得に加えて、同氏が持つ日本記録(4分6秒05)更新も必要になってくるが、松下は物おじすることなく2大会先の夢舞台まで見据える。

 「パリ五輪では(400メートル個人メドレーで)4分6秒台を出してメダル獲得。大学4年のあとに(28年)ロサンゼルス五輪がある。そこでしっかり金メダルを取りたい」。

 萩野氏と同じ東洋大に入学し、同じ平井伯昌コーチに指導を受ける期待の18歳。憧れを超えて競泳界のスターになってみせる。

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